12日に日本陸上競技連盟理事会で決まったロンドン五輪の男女マラソン代表。
公務員ランナーとして注目された川内優輝(25)(埼玉県庁)は、選考会で一度は日本人トップで有力候補となりながら、再びレースに挑んで五輪を逃した。決定の過程からは、マラソン代表選考の難しさが浮かび上がる。
◆4大会から3人◆
「選考会で日本人トップの川内ではなくて、どうして2位の中本(健太郎=安川電機)を選んだのか」。河野洋平会長ら27人の理事が席につき、午後1時半から都内のホテルで始まった理事会。日本陸連強化委員会が作成した男女代表6人のリストが配られると、その理由について理事から質問が相次いだ。
毎回議論を呼ぶ代表選考だが、今回も最初からその可能性をはらんでいた。選考基準は「五輪で活躍が期待される競技者」とあるだけ。選考レース4大会から3人を選ぶ「数のミスマッチ」があり、気象などの条件が違えば、単純にタイムでは比較できないし、順位でも比べられない。
川内は昨年12月の福岡国際で日本人トップの3位に入り、有力候補となった。だが、2時間9分57秒とタイムは伸びず、自ら「この内容では選ばれない」と判断して2月の東京に出場。2時間12分51秒の14位と惨敗した。
理事の質問に対し、強化委員会幹部はこう答えた。「川内は、東京が直近の成績です。再挑戦の東京の結果が、まったく良くなかった。中本の安定感を取ったということです」
◆直近を重視◆
一度だけ選考会に出て、ライバルの結果を待つのか、誰もが代表は確実と思える結果を求めて再挑戦するのか――。後者を取った川内は、決断が裏目に出る形となった。ある理事は「候補6人のうち、川内は5番手の評価だった。注目度は高くとも、東京の結果を見れば選ぶだけのインパクトはなかったということ」と明かす。記者会見でも、河野匡(ただす)・強化副委員長は「川内君は福岡の結果では選ばれないと思ったから東京に出た。それらを総合的に判断した」と説明した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120313-00000165-yom-spoより引用
マラソンの代表選考は結構、異論があったり、揉めたりしますね。
直近の調子のよさが重視されるとのことですが、底力というか、真の力は日本人No1となった川内にあるのかもとか私は思ってしまいます。 実業団でも無く公務員で頑張ってる彼を応援したいですね。
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2012-03-14 01:26
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